◆ 大塚国際美術館 (名画写真集) ◆
B3 古代・中世の展示
【システィーナ礼拝堂-ミケランジェロ】
システィーナ礼拝堂天井画は、バチカン市国のバチカン宮殿内に建てられたシスティーナ礼拝堂の天井に、ミケランジェロ・ブオナローティによって描かれた絵画作品である。盛期ルネサンスを代表する芸術作品の一つであるこの天井画は、1508年から1512年にかけて制作された。天井画がある壮大なシスティーナ礼拝堂は、1477年から1480年にかけて、教皇シクストゥス4世によってバチカン宮殿内に建造されたものである。


【スクロヴェーニ礼拝堂】
【星占い師の墓】

【秘儀の間】


【貝殻のヴィーナスの家】

【オルファノス聖堂】


【聖マルタン聖堂】
フランス中西部、アンドレ‐エ‐ロアール県の都市ツールにある聖堂。4世紀のツールの司教、聖マルタンの墓がある。5世紀の創建。その後、度重なる火災や破壊を経て再建を繰り返し、19世紀に現在の姿になった。シャルルマーニュの塔と時計塔のみ12世紀に建造されたもの。


【聖テオドール聖堂】
【エル・グレコの祭壇】
【真珠の耳飾の少女(青いターバンの少女)フィメール・ヤン】
『真珠の耳飾りの少女』は1665年頃に描かれたヨハネス・フェルメールの絵画であり、フェルメールの代表作。『青いターバンの少女』とも呼ばれる。オランダのハーグのマウリッツハイス美術館にある。「北のモナ・リザ」「オランダのモナ・リザ」と言われることもある。
B2 ルネサンス・バロックの展示
【アダムとエヴァ デューラ・アルブレヒト】
最も著名な作品のひとつ『アダムとエヴァ』。本作は天地創造の六日目に、神が自らの姿に似せ、地上の塵から最初の男性≪アダム≫を創造し、≪アダム≫の肋骨から最初の女性≪エヴァ≫を創造した、神によって創造された最初の男女で、ヘブライ語で人間を意味している。またアダムとエヴァが手にしているのは禁断の木の実である≪知恵の実≫で、旧約聖書ではエヴァの横に描かれる禁断の木に這う蛇の誘惑によってアダムとエヴァが知恵の実を口にし、父なる神の怒りに触れ、楽園を追放させられたとされている
【ヴィーナスの誕生 ボッティチェッリ・サンドロ】
随一の傑作『ビーナスの誕生』。画面中央で貝殻に乗り海から誕生した裸体の美の女神ヴィーナスは、一般的に『天上のヴィーナス』を表現したものとされている(『春(プリマベーラ)』に描かれている着衣のヴィーナスが『世俗のヴィーナス』だと解釈される)。画面左部分には風に乗り、花を蒔きながら美の女神ヴィーナスの誕生を祝福する西風の神ゼフロスとその妻、花の女神フローラが配され、画面右部分には産まれたばかりのヴィーナスに絹の布を掛けようとする、時の女神ホーラが配された。
【夜警 レンブラント・ファン・レイン】
この絵画は次の三つの要素の為有名である。巨大さ、光と影の効果、当時は不動の姿勢で描かれた軍隊や自警団の集団肖像画に動きの要素を取り入れたことである。
描かれた人々が多様な表情や動きを見せ画面に興奮を生み出しているも
体の一部分しか画面に映されておらず、全身が描かれているのは3人のみである。
レンブラントはキアロスクーロ(明暗法)を用いて群像にドラマチックな表情を与えた。強い日光が斜め上から差し込み影を作ることで、レンブラントは群像の中から3人の主要人物、すなわち中央の隊長と副隊長、左奥の少女を浮かび上がらせている。
【受胎告知 レオナルド・ダ・ヴィンチ】
最も初期の作品で、
神の子を宿す聖なる器として父なる神より選定され、聖胎したことを告げる大天使ガブリエルと、静粛に受ける聖母マリアの厳粛な場面である。聖母マリアの気品に満ちた穏やかな表情や、非常に写実的に描写される野草や床面、空気遠近法を用いた高度な場面・遠景表現等、画面からは20歳頃のレオナルドの豊かな才能が随所に垣間見れる。また書顕台に置かれる聖母マリアの右腕の異常な長さは、本作を右側から閲覧する事を前提としている為であるとの説も唱えられている他、遠景の最も高い山は主イエスの象徴だとの解釈もなされている。
【最後の晩餐 レオナルド・ダ・ヴィンチ】
ダ・ヴィンチが生涯に手がけた壁画のうち、現存する最も代表的な作品で、ミラノのサンタ・マリア・デレ・グラツィエ聖堂修道院食堂の装飾画として制作された。単純に通常示される教義≪聖体拝受(主によるパンと酒杯の拝受)≫を描いたものではなく、イエスが十二人の使徒に対し『この中に私を裏切るものがいる』と、裏切り者を指摘する、劇的な要素での登場人物の複雑な心理描写に重点が置かれている。また通常は子羊料理が描かれるが、本作では魚料理が描かれたことが近年の修復作業によって判明した。

【岩窟の聖母 レオナルド・ダ・ヴィンチ】
【モナ・リザ レオナルド・ダ・ヴィンチ】
美術史的観点から名画中の名画と言わしめるのは、一切の筆跡を残さないスフマート(ぼかし技法)による表現に他ならない。
この考案された輪郭線を用いず陰影のみによって対象を表現する薄塗り技法は、同時代最大の巨匠のひとり
ボッティチェリを始めとするフィレンツェ派の技法とは決定的に異なり、その完成には膨大な時間と手間がかかる。
当時レオナルドが滞在していたサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の廻廊の二本の円柱が両端に描かれている。
ことが研究によって明らかになっている。
本作で用いられる、肖像画において斜めに対象人物を配する構図は主に初期ネーデルランド絵画で用いられていた構図であり、
その後交友のあったラファエロを始めとする数多くの画家達の肖像画制作の過程において多大な影響を与えた。
ヴァザーリ著書『美術家列伝(1550年)』の中のフランチェスコ・デ・ジョコンドの妻リーサ・ゲラルディーニ説からモナ・リザと呼称されるようになった本作の最も大きな謎のひとつであるモデルについては諸説挙げられるも確証を得るに至らず依然として不明であるが、現在ではレオナルドによる極めて高度に理想化された人物像とする説が一般的である。

【快楽の園 ボス・ヒエロムニス】
性的な秘儀を重視するアダム主義など異端的な作品であるとするか、人間の愚行と罪の告発や断罪を目的とした作品であるとするか、今も作品の解釈が議論され続けている。閉扉時に旧約聖書において父なる神が世界を創造する場面≪天地創造≫の一場面が、開扉時には伝統的に左扉部分となる≪天国≫にはアダムとエヴァによる原罪が、中央には淫欲の罪を表すとされる≪現世≫が、右扉部分となる≪地獄≫には淫欲の罪を犯し肉欲に支配され人間が堕落する様子が描かれているとされている。祭壇画の閉扉時はグリザイユ(と呼ばれるモノトーンの描写方法)によって≪世界の創造≫が描かれ、天地創造の3~4日目を表し、海と陸に隔てられた地上には生物がまだ存在していない。また内部の左扉に描かれるのは、アダムとエヴァによる原罪を表すと言われている。この中央部分『快楽の園』は一糸纏わぬ男女の入り乱れる姿から、≪淫欲≫の罪を表していると推測されている。内部の左扉には、淫欲の罪を犯し肉欲に支配され人間が堕落する様子、『音楽地獄』が描かれており、この地獄部分にはヒエロニムス・ボス作品の特徴と言える、幻想的な奇怪生物が見事に表現されている。

【バベルの塔 ブリューゲル・ピーテル】
代表作『バベルの塔』。旧約聖書創世記 第11章に記されている伝説の塔で、ノアの洪水後、人間が天にも届くような高い塔を築き始めたのを神が見てその驕りを怒り、人々の言葉を混乱させ建設を中止させたとされる逸話中、塔の建設場面を描いた本作は、内部まで細密に描かれている建設途中の塔の形態、色彩、人物・風景描写など各部分において特筆に値する秀逸の出来栄えを示している。ノアの洪水後、ノアの子孫ニムロデ王が自身の力を誇示せんが為に高い塔を築き始め、その奢りに神が怒り、人々の言葉を混乱させ建設を中止させたことから、世界中の言語が誕生したとされている。建造を指導したニムロデ王は、人類の堕落に怒った神の命を受け箱舟を造り、自身の家族と一つがいずつの動物たちと共に乗船し、神が起こした大洪水を77日間生き延び、新たな人類の祖となった義人ノアの息子の子供とされる。なお本作を描いた翌年に、画家は本作より塔の完成が進んだバベルの塔を描いている。
B1 バロック・ゴヤ・近代の展示
【叫び ムンクエドヴァルト】
≪生命のフリーズ≫と題された中核的主題で描く不安系列の代表作。フィヨルドのほとりの道を歩いて夕方、ふと空を見上げると、血に染まったかのような赤い雲を見た。その時ムンクはそれを自然を貫く叫びを感じたと言っている。人間の不安に共鳴する幻聴を血の朱色で描いた。自然に対する実存的な不安を叫ぶ、独特のタッチで描かれた表情が、見る者を余計に刺激している本作のまるで血に染まったかのような赤い雲は夕方フィヨルドのほとりの道を歩いていたムンクが、この夕景を見て、自然を貫く叫びを感じ表現したものである。その不安定な感情をより一層掻き立てるのが、赤い空に対比している暗い紺色の背景であり、流れるようこの背景は、画面にも安定を与えることはない。

【自画像 フィンセント・ファン・ゴッホ】
かの耳切り事件後、1889年5月から神経発作により画家自身の希望でサン・レミのカトリック精神病院「サン・ポール」へ入院していた時代(通称サン・レミ時代)の9月頃に制作されたゴッホの自画像作品。
画面中央へやや斜めに構え白いシャツと上着を着たゴッホの上半身が描かれる本作の最も注目すべき点は、やはり青い渦巻き模様風の背景の描写にある。画家の観る者(或いは画家自身)の内面すらまで見据えるかのような厳しくある種の確信性に満ちた表情と呼応するかのように本作では背景が表現されており、それは耳切り事件と度重なる神経発作による画家の不安定で苦悩に満ちた感情が、あたかも蒼白い炎となってうねりながら燃え立つ渦巻き模様として具現化しているようである。
【ひまわり フィンセント・ファン・ゴッホ】
本作は日本の浮世絵から強い影響を受け、同国を光に溢れた国だと想像し、そこへ赴くことを願い描かれた作品。
ひまわりの強い生命力と逞しいボリューム感を表現するために絵具を厚く塗り重ね描かれたが、それは同時に作品中に彫刻のような立体感を生み出すことにもなった。
【落穂拾い ミレー・ジャン・フランソワ】
農民画の画家ミレー屈指の名作として知られる『落穂拾い』。農地に落ち残った稲穂を拾い集めるという農民の逞しい生活を描いたこの作品は1857年サロンに出展され、保守的な批評家たちから「貧困を誇張している」「社会主義的だ」など議論を呼んだ。農婦がおこなっている一連の動作をよく観察しなければ描けない表情が、作業する手の描写などによく表れている。
【民衆を導く自由の女神 ドラクロワ・ウジェーヌ】
1830年に起こった、所謂7月革命が題材の、画家自身が体験し描いた歴史画。「自由」「平等」「博愛」の意味を持つ、後にフランス国旗となる青・白・赤色(トリコロールカラー)の旗を掲げる女神は、争いの暗い影に光をもたらす存在として描かれるほか、民衆の、死してなお自由を求める力強さは圧巻の一言である。これら表現は、何れも主情主義的な方法を用いられており、また民衆の同胞の死体を乗り越え前進するという、この革命でおこなられた自由を求める争いの凄惨さを克明に描いたことは特に注目すべき点である。
【蛇使い ルソー・アンリ】
印象的に輝く満月の光に神秘的に照らされる蛇使いの女は、逆光によりその豊よかな裸体のシルエットが浮き出る様に描写されるも、瞳だけが観る者を見据えるかの様に際立って怪しく輝きを帯びて描かれている。複数の大きな蛇を始め、鳥らが象徴的に配されている。植物の描写においても書籍や植物園で観察しながら己の頭の中で創り出した空想上の草木は、観る者を幻想的な世界へと誘うかのように独特な表現が示されている。しばしば魔術的とも比喩されるような世界観は最も大きな特徴であり、最も注目すべき魅力のひとつでもある。

【クリムト・ダスタフ】
1F・2F テーマ展示・現代の展示
【ゲルニカ ピカソ・パブロ】
【イカロスの墜落 シャガール・マルク】

【サルバドール・ダリ】
【不安がらせる女神たち キリコ・ジョルジョ・デ】

【階段の人物 ピール・チャルズ・ウィルソン ストゥディオーロ(書斎)】

